【発達障害児】先生の声掛けが友達の対応を変える①良い例

自閉症スペクトラムとADHDの発達障害がある次男はかなり繊細で、聞いてなさそうで聞いていて、見てなさそうでよく周りを見ています。

相手が話す内容を聞いて理解できないときは、自然と周りの様子を見て、真似をしながら過ごしてきたことも多いと思います。

「ダメ」「✖バツだよ」というキツイ否定の言葉は苦手で、繊細ゆえに落ち込みも激しいです。(危ない時などは咄嗟に「ダメ」と使います)

幼稚園生活は、周りのお友達にできないことを指摘されて、凹んだり悲しんだり嫌がったりすることもあるだろうと心配していました。

ところが、園生活の様子を先生から見聞きしていると、どうやら周りの友達がとても優しいようです。どのようにして、周りの友達が次男に優しくしてくれるようになったのかをご紹介します。

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通い始めてからのお友達とのやり取り

友達が次男の名前を呼んでくれる

親としては次男の行動や言動にハラハラする毎日でしたが、友達は次男に対して他の友達と分け隔てなく自然に関わってくれました。

友達が誘ってくれる

当時はまだ一人遊びが主流だった次男に対して「一緒にお弁当食べよう!」「一緒に遊ぼう!」と声をかけてくれました。友達と一緒に何かをすることに対して、興味や喜びを感じるキッカケになったと思います。

名前で友達のことを呼べるようになる

友達から名前を呼ばれることや、関わってくれることが次男は嬉しかったようで、少しずつクラスの友達の名前を覚えていき、名前で友達のことを呼べるようになりました。

名前で呼び合えると、友達も本人も名前で呼ばれることに喜ぶ姿も見えました。

否定せずに優しく教えてくれる

本人ができないことに対して、友達は「違うよ」「ダメだよ」と否定せずに、「こうやってするんだよ」と優しく教えてくれていました。本人も、優しい声掛けや励ます友達の気持ちに応えようと、頑張る姿が見られました。

ヨシヨシしてくれる

思い通りにいかなくて次男が泣いてしまったときは、友達が「大丈夫だよー」とヨシヨシしてくれて、本人の悲しい気持ちにそっと寄り添ってくれていました。

フォローしてくれる

本人が苦手な体勢を長時間できなかったときや、皆と同じようにできなかったときは、友達がすかさず「今、次男君は練習中だもんね~」とフォローしてくれました。

これらを読んでいると、「なんて出来たお友達なんだ!」と感動してしまいます😢

では、どうして友達は次男に対してこのような声掛けや対応をできたのでしょうか。

それは、日頃から共感し寄り添ってくれた先生の声掛け・対応のお陰でした。

先生は次男に対してどのような対応をしていたのかを、ご紹介します。

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先生の対応

否定的な言葉で伝えない

次男のやめてほしい行動や、苦手なことに関して否定語で伝えず、肯定形で分かりやすく伝えていました。「ダメだよ」「やめてね」ではなく、「このときはこうしようね」と具体的にしてほしい行動を伝えていました。

よく褒める

次男が上手にできたこと、頑張ったことに関して、皆の前で大きく褒めてくれました。皆の前で褒められることは、彼の自信に繋がったと思います。

気持ちの代弁と共感

次男が癇癪を起こして泣いてしまったときは、必ず本人の気持ちを代弁し、共感してくれました。同時に本人にも気持ちを言語化してもらうことで言語表現を学んでいきました。

本人の悲しい気持ちや悔しい気持ちを先生が共感し理解してくれると、本人も落ち着くことが多かったです。

本人の気持ちを全体に伝える

次男が癇癪を起こして泣き暴れることで、周りのお友達を驚かせてしまったときは、先生から必ず本人の気持ち(〇〇がしたかった、〇〇が嫌だったetc)をお友達に説明してくれました。

そうするとクラスの友達はなぜ次男が泣いたのかを理解し、寄り添い慰めてくれました。

本人への対応を教える

癇癪を起こして泣いてしまった時の、次男への対応をクラスの友達に教えてくれました。

例えば「次男君は、みんなより考えるのに少し時間がかかるんだよ、だから今はそっとしてあげてね」というように、次男な苦手なことやその対処法を分かりやすくクラス全体で共有してれました。

子供達は日々これらのことを経験する中で、次男のことをよく理解してくれました。

彼の得意なこと苦手なことをよく知り、理解してくれるので、幼い年少期でも次男のことをフォローし助けてくれながら、一緒に遊んでくれるようになりました。

友達の言動や行動から気づいたこと

周りの友達の言動や行動を知って気づいたことは、『先生の対応をよく見ている』ということです。

先生から次男への丁寧な声掛け関わり方を、周りのお友達もそのまま吸収します。そして、先生のやり方がうまく伝染し、同じように接してくれるのです。

クラスの雰囲気が悪くなる例はコチラ

 
初めての集団生活に向けて、入園する前も後も、次男の情報は全て幼稚園に伝えてきました

入園してから考えられる課題などは事前に書き出し、入園前に対話を重ね、次男の取扱説明書も作り提出しました。

本人を理解してもらうという作業は、とても大切なことです。

このときに作成した書類や日々の先生とのコミュニケーションが、先生や友達から次男への丁寧な対応に繋がっていると痛感します。

これからも次男を理解してもらうために、次男が周りの友達と心穏やかに過ごせるように、取扱説明書を日々更新しながらやっていこうと思います。

少しでも、参考になれば幸いです😊

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